県内の蕎麦処は殆ど取材済みです。順次掲載します。
『そばというのは一年に一回しか新しい素材に触れられないんですよね。五年やって五回、十年やって十回です』
「新 そば読本」平凡社・宮下祐史 著

荻窪の「本むら庵」に26年勤めた高橋 英夫氏(杉並区「高はし」店主)の言葉

※コピー可ですが、これはあくまでもINDEXで詳細版は別にあります。旨いかどうかは好みの問題。挑戦して下さい。

 

       
特報!! 一家に一冊「あおもり草子」 142号は『津軽のそば』特集
 
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●弘前市の蕎麦処

弘 前 市 江戸前てうち蕎「一閑人・いっかんじん)」弘前市吉野町7-11

文化幼稚園前「富田の清水(しつこ)」の向い小路突き当り。店内外ともにセンスが光る造作。客席どこからも「格式ある弘前の古き庭園(大石武学流)」(旧津軽藩)がパノラマ式に臨め圧倒される。ライトアップもあり四季折々の彩を楽しめそうだ。そばは江戸前の「二八・手打ち」会津産等国産3種、つゆもやや辛口。「せいろ」700円「鴨せいろ」「天せいろ」とも1,400円。夜は要予約で本格的な蕎会席に圧倒される。午前11時から売り切れまで。火曜定休。
弘 前 市 そば うどん「熊の店」弘前公園児童遊園地内

子供の頃、公園で遊び疲れ小腹が空くと「山善」か「熊の店」で買い食いをした。小遣いが少ないと「熊の店」で駄菓子を、金持ちの同級生のおごりは「山善」の支那そばだった。店名は「熊の檻」に隣接していたからだろうが、店名など気にとめない年令だった。唯一のメニュー「生そば」の焼き干しとコンブが利いたつゆは懐かしい限り。オバチャンも80歳を超えたとか。冬季間は休業で4月雪解けから店を開ける。

弘 前 市

そば処「かふく亭」 弘前市馬屋町 ・弘前工業高校西側

2001年7月に行った時は中太丸麺になり非常に腰があり「彦庵」に負けていない。色も白から荒挽きになり、逞しい蕎麦の量も倍近くになり満腹感に浸れる。月ごとの「変わり麺」は楽しめる。「もり」「かけ」ともに人気あり。

弘 前 市
そば処「草乃庄」 弘前市大字高田4−3−6

『蕎麦のホームページを作るきっかけは「そば湯」と本道を逸脱する。弘前市石川にあるそば処「草乃庄」は麺も一流だがそば湯も絶品である。午前中はそば粉が喉元をサラサラ通り抜け、閉店間際の午後2時頃には五分粥並みの濃厚さ。東京某店の様に、別粉作り別料金で食した時を彷彿させる逸品である。』あおもり草子142号「火の見櫓(やぐら)とそば店」より。
 そばを打つ水と、つゆを作る水は、弘前市大沢地区の名水「桂清水」を使っている。2003年12月現在地に新築移転。蕎湯はやっぱり別粉作りでした。

弘 前 市
そば処「薮そば」 弘前市鍛冶町 ・朝日会館筋向かい
細打ち自家製麺は風味あり喉越し良い。旨いつゆは鰹と昆布が調和し、程よい辛口で歴史を感じる。冷やかけ450円 もり500円  ざる550円 天ざる1100円 かしわせいろ 750円Am11:00〜Pm8:00  定休 月曜日。

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そば処「薮きん」 弘前市鍛冶町薮そばから五重の塔よりへ150m
「薮そば」の近く。
風味ある細打ち麺。つゆは少々辛口だがまろやかな旨味。
弘 前 市
そば処「會」 弘前市新寺町129

 明治30年頃建てられた商家を利用。落ち着いた雰囲気はガイドブックを持った旅行者が全国からやってくる名所。入り口の蕎麦打ち部屋は休む間も無い。ざる 600円 特製會そば 1200円 蕎麦は、 更科系。つゆは余り辛くなく、落ち着いたコクがある。Am 11:00〜Pm8:00(火曜のみPm4:00)定休日 : 水曜

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そば処「彦庵」 弘前市茂森新町4-3-7★ 
東京「本むら庵」で9年修業。そばは東北数カ所から2シーズンとも実の状態で仕入れ、石臼・粗引きで程よい歯応えと強い風味、旨みを引き出している。つゆも深い味わいで好感。「かもせいろ」は絶品。
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めん房「たけや」(好張庵) 弘前市稔町10-1 弘大から桝形を経由し西に250m

麺は繊細・均等・適度なコシで、風味強くツユとベストマッチ。
麺の量も多いし、値段も良心的。年2回、夕刊に「新そば始めました」の小さい広告を載せ、季節を感じさせる。2002.12に新装開店し、駐車場が隣接され便利になった。店内は以前より席数も増えゆったりした気分。ピアノも常設され20〜30人のコンサートが開ける。Am11:00〜Pm3:00&Pm5:00〜Pm8:00  日曜のみPm3:00まで。木曜定休。多目的ホールとしての利用もできる。

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手打蕎麦「三忠東長町分店」弘前市東長町9
昔からの、繋ぎに大豆を使った手打ち津軽蕎麦は変わらぬ弘前の味。そば粉を水でこねて寝かせ、その後さらに水に浸け一晩寝かせる。翌日水を切り、つなぎの大豆粉を混ぜ合わせる。完成まで2、3日費やする。Am11:00〜Pm8:00 火曜・定休日
弘 前 市
そば処「一力」 弘前市富田3-2-17
◎複雑な技術が生むシンプルなかたち、淡い味の裏の奥の深い味わい、飽きのこない汁づくりが基本。(HPから)
 城東中央三丁目に支店あり。
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そば処「高砂」 弘前市親方町1-2

 ◎そばは庶民の味、心を満たす味でありたいと考えております。 吟味した無添加の京樽のつゆの味を、自慢商品と致したく、努めて参ります。(HPから抜粋)
 「高砂」の角を曲がった所にあった、トンカツの「助六」とハシゴするのが、昔は通だった。どちらも以前は小生の実家近くの本町にあったし「助六」の純ちゃんは友達だった。初代の主人は、バイクでの出前からドンブリ下げまで一人でこなした苦労人であった。

 

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郷土料理「野の庵」 弘前市五十石町57
手打ち 場所が非常に分かりづらい。石場邸から西堀の消防屯所を過ぎ、1本目の細い小路を左折した突き当たり角。
・江戸末期、蕎麦屋として開業し1997年「幻の津軽そば」を60年振りに復活(¥680)。現在5代目。冬季限定でカップ麺も好評。
・蕎麦は午後2時30分までの注文。普段は予約制の郷土料理店。当日も熊本の団体と東京の若夫婦がいた。「おいし〜い」の声が襖の陰から聞こえ、期待感強まる。
・「もり」&「かけ」1600円セット。
・麺はつなぎに大豆を使用の為津軽蕎麦特有のパラリ感はない。つゆは煮干し、昆布、サバ、カツオ等で丁寧にとり、甘さチョッピリで好感もてる深みがある。
弘 前 市
「一源」 弘前市田町1丁目 弘前東奥日報販売ななめ向かい

「幻の津軽そば」
 つなぎに「大豆」使用の力作。津軽蕎麦特有のパラパラ切れる麺ではない。 腰があり、あくまでも喉に快感を感じるツルツル感。ほんのり大豆の風味が蕎麦の風味と喧嘩しない程度にする。ニクイ!!
つゆも力作だ。上質コンブとカツオ出汁が微妙に調和しそば湯を消化してしまう。サメ皮おろし&ワサビ付きだが、蕎麦の風味なくすのでネギ等、香料は蕎麦湯用に「待っててネ!!」と言って入れません。

柏村にも同名で「一源」がある。「幻の津軽蕎麦」の大きい看板で、こちらは「外崎製麺所」製で別もの。

弘 前 市
蕎麦処「松味屋」 弘前市亀甲町 石場酒店そば
いつでも安心して食べられるし、店内の雰囲気も上品で接客に好感。
弘 前 市
会席「吉陣」 弘前市亀甲町 石場酒店そば
小粋な日本料理店の構え。ざる600円、さくらそば700円。ざる定食900円には串カツやりんごシャーベットが付く。
弘 前 市 うわさのそばや「富屋」 弘前市徒町 中央通り徒橋そば
弘前最初の石臼挽き蕎麦が売り。機械打ちでつゆ甘い。アイディア蕎麦の多さに驚くが、店内の飾り付けと共に元気一杯の老夫婦が良い。
弘 前 市 めん処「藤幸」 弘前市大字楢木字用田182-1 鬼沢から種市へ抜ける県道133号沿い
弘前市・鬼沢にある製麺所直営の店で「藤幸製麺」の暖簾が並んでいる。麺はもちろん機械打ちで、つゆは濃厚昆布出汁だ。場所柄、スキー帰りの客人が多く辺ぴな割に客が切れない。店内にはお持ち帰りの蕎麦製品が多数ある。
弘 前 市 生そば「ますみや」 弘前市下鞘師町 石場旅館向い小路入る

かけ350円、もり400円。他に丼物・酒類。
弘 前 市 そば処「さらしな」 弘前市下白銀町8 桜大通り

もりそばは「更級」の名に反して茶色い田舎蕎麦。つゆは中辛でだしが良く出ている。
ニシン蕎麦は評判の一品。Am 11:00〜Pm3:30Pm5:30〜Pm8:00 深夜閉店Am1 :00

弘 前 市 そば処「みかみ」 弘前市新鍛冶町85-1

酔い客にはつらいが、静かなジャズが心地よい2階が店鋪の居酒屋風そば処。喉越しの良いざるそば 650円 磯おろしそば 800円 天ざるそば1300円 鴨せいろ 950円  Pm6:00〜Am1:00 定休 日曜日。    Thanks『http://aomori.cool.ne.jp/vorojim/

 

弘 前 市 郷土料理「追手門」 弘前市下白銀町2-1 「弘前市立観光館」内
北東北の有機栽培された良質の玄蕎麦を低温保存で保管、低温低速で製粉が売りの郷土料理レストラン。にしんそば650円、納豆そば600円、茶わん蒸し付き五段重ねそば「天守閣」1480円。Am10:00〜Pm6:00。定休  第3月曜日。

弘 前 市 和食・そば「さらしな」 弘前市城東北3丁目10-1 さくら野弘前店4F
製麺工場直営店。喉越しの良いざる\500 ぶっかけそば\1280  特製なっとうそば\980 Am 11:00〜Pm 9:30
弘 前 市 そば料理「うおけい」 弘前市向外瀬豊田230-5

2004.12.7 「旬の料理・うおけい」から改名、移転新装開店。二八藪系・中太打ち。コシがあり喉越し良い。つゆは鰹出汁が前に出ている。そばはビックリする程の大盛だが料金は「並」が自慢。多めのつゆに蕎麦湯」を入れての「かけ」を楽しむのも一考。そばに竹箸はちょっとつらい。「どばそば」 630円 「どば天ざる」1050円 Am11:00〜Pm3:00 Pm5:00〜Pm10:00。

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