●青森県南部・下北地方蕎麦処

東通村 そば処「田や」  下北郡東通村大字田屋林丿上82 田屋小学校前

青森県一の収穫量を誇る東通村特産蕎麦粉100%使用で勿論手打ち。店内に入ると、これ又東通村産スギの10人用の大きいテーブルにカタクリとワサビの一輪がさり気なく…。地元のお母さん4人が切り盛りするに相応しい演出だ。2002年8月に開店して日も浅いのに平日でも11時開店と同時に来客が切れないのは変わらない。麺はつなぎ無しの田舎そばで風味満点、中太、適度のコシ。つゆも中辛で出汁が効き洗練。量も多く「もり」一枚で満腹感。心地よくのど元を過ぎると口中に独特の小豆に似た甘さが残る。海霧(かいむ)によるしっとりとした土壌の恩恵か。お母さん各自で、出勤の途中に摘み取った季節の山菜の天ぷらが毎回楽しみだ。定食に紫色の五穀米やブルーベリーの漬物など色彩の鮮やかさもお母さん達の心配り。火曜定休でAm11:00〜Pm3:00。

階上町  観音茶屋「東門」三戸郡階上町赤保内字寺下13-1 寺下観音そば 

階上早生種は、大正2年の冷害でも収量があった優れ物。ソバ粉100%で風味満点の田舎そば。切り短いが、腰は十分にあり。金山焼きの器は縄文を彷彿させ、店内のBGジャズとマッチ。「もり」650円だが、「いちご煮ごはん&冷や奴」のそば定食1000円はお勧め。国道から4〜5km入った山中だが、客に切れ間がないのは尊敬の名店。

東通村 手打ちそば処・能舞そば・陸奥「鉞家(まさかりや)」  下北郡東通村田屋長川44-1
玄そば・石臼挽き 蕎麦に強い腰あり、つゆ薄甘口。茹でた麺のカールが気になる。 「寒晒しそば」や「新そば手打ち教室」「そば会」等主宰多数。「詳しくは東奥日報1999.7.23 2000.1.21に掲載。 蕎麦処に珍しいHPがあり、蕎麦の打ち方をビジュアルに説明)。http://www4.ocn.ne.jp/~masakari/(他にe-mail masakari@cello.ocn.ne.jp
横浜町  手打ちそば・うどん処「檜屋」  横浜町桧木 国道279号沿い

「当店は厳選したそば粉をしっかり練り上げたのどごし、風味豊かな「二八そば」です。 そば、うどん共手打ちで井戸水(地下水)を使用しています。シャキッとした角のある手打ちそば、うどんを昆布だし、サバ節、かつおぶ節でじっくり煮込み、本返しと合わせた江戸風の味で食べていただくのが当店の特徴です。」(HPから)。  麺の心地よいコシと風味は繊細で、つゆとともに好感。左の写真をクリックすると2003年1月から開設のHPに。
             http://www.h5.dion.ne.jp/%7Ehinokiya/

むつ市 手打ちそば処「樺山そば」  むつ市田名部南椛山19-1
店構えは田舎食堂してるが蕎麦の風味はなかなか。通は上野藪98年以後に酷似というから大したもの。但しつゆは甘口。2001.10.5に再訪問したら、つゆは江戸前辛口に変更していた。
八戸市

 そば処「番丁庵」  八戸市番町23 清水ビル2F 八戸消防本部 近く

石臼挽き・挽きぐるみ玄そば・手打ち。 手作りしょう油、自然塩、真本みりん使用。 南部蕎麦には珍しい繊細な仕上がりで適度の腰。 つゆも南部蕎麦にしては適度の辛口鰹風味。 店内に落語家や著名人の色紙多数。 隣接する番町中央パーキング便利。 JR本八戸駅から市役所方面に向かって歩いて10分くらい、消防署を過ぎてすぐの交差点を渡ってすぐのビルの2階。 南部蕎麦のイメージを払拭する技術的上手さあり。火曜定休。
 

  八戸市  そば処「だるま」  八戸市下長1丁目2-1 アカイシビル2F 国道45号沿い

石臼挽き手打ち玄蕎麦。南部特有の野趣風味で適度の腰。つゆも鰹風味の辛口で好感。手作り豆腐も評判。ざる600円。河原木跨線橋から市内へ一つ目の信号交差点。「そば粉」と「水」だけで打つ生粉打ちそば。
北海道、福島、そして地元階上の粉を毎日の気温やそば粉の状態を見ながら最良の割合打っている

しょうゆ、みりん、塩、砂糖、酢、みそは昔ながらの手作りのものを厳選し、だしも、かつお、宗田、さば、昆布、しいたけで取っている。          営業時間 10:00〜20:00 定休日 火曜日(火曜日でも営業している場合があります)

八戸市 そばところ「おきな」  八戸市一番町1-8-3
機械打ち挽きぐるみ玄蕎麦で、つゆコンブ味効き甘い。もり・かけ500円。川魚、天麩羅料理あり。
 八戸市 生そば「やぶ春」  八戸市内丸3−5−8   市庁舎筋向い

神田藪で修業。藪睦会会員。麺は極細機械打ちながら、適度の腰で技術の高さが伺える。つゆは神田藪に一線を画する旨さで辛口濃いめは江戸前。酒の肴に、わさび芋、鴨吸、天吸、笹鍋、だし巻、鳥焼き、アイガモ、とじ吸など蕎麦通には堪えられない品書き。せいろう、かけとも600円。

2002年10月4日「新そば」

七 戸 町 そば処「婆古石そば」  七戸町和田下★
まずはロケーションが最高。裏庭を高瀬川が流れ、古い農家をそのまま店にした「正しい田舎風景」を演出。「田舎だもんね、素朴だもんね、自然があるもんね、儲けなくてもいいもんね、暇なら寄ってね。」と言いそうな人の良いオバチャンとオバアチャンと若いオジサンがニコニコ接客。1998年開業。上田地区の転作田で栽培したソバを石臼でひいた玄そば。つなぎに小麦粉を2割使っているので腰もあり江戸そばに近い上品な田舎そば。営業は土曜日と日曜日だけでメニューも「もり」のみ。つゆは少々甘口ながらコクあり。腹ごなしに、裏のバッコ石中腹にある「婆古石大明神」に参詣すれば、後2軒は梯子出来ます。(参道は木の根が露出してるので注意)
南 郷 村 南郷手打ち蕎麦「三稜荘」 南郷村「グリーンプラザ・なんごう」内

手打ち・玄そば  七戸町・婆古石のコピー見たいに愛想の良いオバサン連が、店先のウインドウの中で蕎麦を打つ。つゆは甘い。

七 戸 町 「わんだむらんど」 七戸町和田ダム前
もりは極太田舎そばで素朴な味わい。山菜そばは繊細で美味。地元農協婦人部が打つ南部そばそのもの。外道で「幻の郷土料理・けいらん」550円はお試しあれ。
階 上 町

「フォレストピア階上」 階上町西鳥谷部・階上岳登山口

手打ち・純朴・南部そば独特の家庭的風味。「手打ちそば」は暖かい山菜そば。おみやげの「手打ちそば二人前300円」は、別に「つゆセット」300円購入の要。
八 戸 市 手打ちそば「美乃庵」 八戸市湊高台6-5-15

南部では珍しい濃い目、辛口江戸前つゆ。本節のかえしの旨味がニセコ産のそばに良く合う。そばはコシも適度で風味満点。もり600円・普通そばの10倍ものルチンを含むといわれる韃靼(ダッタン)そば650円・暮坪かぶ蕎麦・800円。Am11:30〜Pm3:30 Pm5:00〜Pm11:00 定休日は月曜。 

七 戸 町 蕎麦処「松雪庵」 七戸町上町野12 七戸町商工会館向かい
東京の建設会社から町の商工会要職を経て、趣味の蕎麦打ち職人に。自宅をそのまま店にした良い雰囲気。極太麺ながら南部と藪系の中間。もりは麺が太くつゆに馴染みにくいが「イカ蕎麦・800円」「菊蕎麦・800円」などは研究熱心。定休日は日曜日 営業時間11時−14時&18時−21時 
十和田市 手打蕎麦「まるや」 十和田市西六番町3-14

蕎麦粉  会津産・北海道産 うどん粉  上州産   すべて手打ち・手切り              一日十食限定「荒挽き田舎蕎麦」…殻の付いたまま石臼で挽き、後でからを取り除く野趣を残しながらも上品な味わい。「 天せいろ」のノリの形に敬服する。丁寧に指でちぎった形は「おはじき」のように形が揃いほほ笑ましい。若夫婦で頑張る将来楽しみな、客席の趣味も極上の店。八戸「番町庵」のお弟子さんだがつゆは少々控えめな甘さがあり蕎麦に合う。

十和田市 麺喰処「あんじん亭」 十和田市洞内井戸頭143 十和田バイパス入り口
「はっと庵」が都合により店名変更。肩が凝らず美味しく食べれるをモットーに、南部で最もファンの多いお店の一つ。  蕎麦は更科・手打ち風で強いつるつる感と、こしがある。つゆはやや甘口薄め。 ざるそば 500円。かけそば 500円。もてなしざるっこ(五枚重ね)1280円は楽しめる。 営業時間は11:00−22:00。無休。
下田町 手打そば「大心亭」 上北郡下田町字中平下長根山1−731 下田中学校そば
八甲田名水使用の手打ち麺。  ざるそば 650円、とろろざる 800円、 天ざる 1000円、 二段ざる 1100円、二段天ざる 1400円、とろろそば 800円 、天ぷらそば 850円、かも南ばん 950円、 山菜そば 650円、大心亭そば 980円。仕出し、宴会場もあり。Am 11:00〜Pm10:00 定休 月曜日。
田子町 そば処「のら」 三戸郡田子町天神堂向 「タプコピアン」向い
田子特産「緑の卵」を麺に練り込んだ手打ち田舎蕎麦で、コシがあり蕎麦本来の風味も忘れてはいない。つゆは薄口ながら洗練。ざる500円にコーヒーをサービスしてくれる。タプコプ村へはあと9Kmの道程。
南部町 南部焼もち工房「てらうし」 三戸郡南部町
コシがあり太く風味満点の手打ち田舎蕎麦は薄口のつゆに合う。ざるそば一枚350円は中盛りの量で、研究熱心な御主人お勧めの「あずきばっと」は、コシのある手打ち温かうどんにあずきを載せたもので、これまた量が多い。他にそばもち、むぎもち、煮込みそば・うどん等。
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